タイムラプスとは、数秒に1コマずつ撮影した写真を1枚1枚繋げて再生することで映像のようにみせる撮影方法のことで、さらに空間移動の要素を加えた撮影方法で繋ぎ合わせて一つの動画にしたものを「ハイパーラプス」といいます。
私にとってタイムラプスとは、単なる撮影技法ではなく、人間には見えにくいもの、日常で忘れてしまっているもの、気づかない部分やあるべき姿といったものを可視化する力をもつものであり、そこに本当はある光が存在しているのだということを表現するためのものです。時間軸の変化により「写真が動く映像美」「そこにある光を伝える」この2つを強く意識しています。
伝わる映像というのは、リアリティがあってスッーと入っていけるものだと考えています。
歩きながら景色を見るとか、車を運転しながら風景を見たり...。
そんな身近にあるものをタイムラプスで表現するにはどうすればよいかを考え、ハイパーラプスを取り入れたタイムラプスフィルムを制作しています。
通常動画では捉えきれない色や形を精密に再現できるのが写真の凄さです。その表現力をそのまま映像にすれば、もっとリアリティが出た美しさをストレートに伝えられるのではないかと思っています。
自己満足ではなく、「誰かの役に立ちたい」「その地域の方々に喜んでほしい」
そんな貢献したい想いで撮影することにこだわりタイムラプスフィルムを制作しています。
原点は、地元「福島」であり映像の力で福島に貢献したい思いが原動力となり、美しい未知の映像を創り出す技術を追求し2018年から8Kと10Kの映像化、2020年からは12Kでの映像化をそれぞれ開始。
震災からの思いは今も変わらない。